光明元年

雑感

江戸川橋の正午

平日は会社の近くにある神田川沿いの遊歩道のベンチで昼ごはんを食べている。この場所では近隣の会社に勤めている人たちがぽつぽつと一定の距離を保ちながら昼ごはんを食べていたり、工事現場の作業員がベンチがわりに設置されている平たい石の上に寝そべって仮眠を取っていたり(この一帯で排除ベンチ仕様じゃないのはこの石だけ)、就活生がカロリーメイト食べてたり、親子連れが散歩していたり、色々な人がいる。

遊歩道には桜の木が立ち並んでいて、昨日あたりから少しずつ花が咲き始めている。今日、いつもの場所に行ったら川沿いにずらりと地域の商工会議所か何かのピンク提灯が出現していて、一気に桜祭りの様相を呈していた。これから散るまで毎日花見ができる。外は最高だ。

この川沿いに毎日決まった時間に現れる老人の集団がいる。4、5人の男性で、コーヒー片手にじつに楽しそうに談笑しながら横一列で神田川沿いを歩いていく。毎日。うらやましい習慣だ。首から社員証的なものを提げているから定年後再雇用の同僚同士とかなのかもしれないけど、仲がいい人たちと毎日昼にコーヒーを飲みながら川沿いを歩くなんて人生で最も望ましいことの一つじゃないか?

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