光明元年

雑感

20230504

夜、友達のライブを観に練馬へ。終演後、練馬からなら家まで徒歩で帰れるんじゃないかと思ってとりあえず歩き出してみた。せっかく知らない土地を歩いているのに眼鏡を忘れたので何もかもぼんやりとしか見えなかった。知らない土地といっても練馬だが。眼鏡をかけたところで記憶の中の見慣れたものを探す行為に勤しむばかりでそこにある物をあるがままに見ることはなかなかできないのだが。「学童の裏手に生えていた植物と同じ匂いだ」とかそんなことばかりになってしまう。自分の穴ばかり覗き込みすぎだ。知らない土地で見慣れたものを探すな。

結局ものすごく遠回りして家に着いたのは0時過ぎだった。連休感ゼロ。でも連休だからといってどこか遠くに行くよりも翌日のことを何も気にせずに夜中歩き回りたい。

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これは東西線中野駅に停車しているとき、先頭車両のドア横の壁に光が反射してできる壁の中の車掌室。夢の中のような完璧に静謐な場所を起きながらにして目にすることができる稀なケース。こういうのがあるから駅って好きだ。